四国のマップ

四国の絶景スポット
四国の絶景岬
四国は海で囲まれている。なので、多くの岬がある。すべて廻ることは簡単ではないが、有名どころには一度訪れておきたい。
◆蒲生田岬
四国最東端の岬。「かもだみさき」と呼ぶ。徳島市街から国道55号を南に50分ほど走って阿南市福井町で県道に左折する。そこから狭い道が続いて20分ほど走ると、この絶景に到着する。駐車場は灯台下の突き当りに20~30台ほどのスペースがあり、トイレも完備している。
駐車場からゆっくり歩いて5分ほど、100段ほどの階段を登ったところにある蒲生田岬灯台からの眺めは、まさに絶景。
沖合に見える島は「伊島」。周囲9.5キロほどの小さい島で、ここに100人ほどの島民がいる。この島に渡るには連絡船がある。 ==> こちらから





◆室戸岬
台風の進路で有名な室戸岬。これも灯台からの眺めは広大で最高。日本に10ある「世界ジオパーク」の一つ。 ==> こちらから







◆足摺岬
もう何もいう事はない。四万十市中村から、約50キロ、クルマで1時間ほど。しかも、そもそもその中村まで高知市街から120キロほど、2時間近くかかる。足摺岬は四国の中でもアクセスがいいほうではない。
しかし、それでも四国に来たらここに寄っておきたい。それだけの価値が十分にある。



足摺岬駐車場のすぐ近くに白山神社がある。ここは、僕が学生時代、ユースホステルがあって、何度か宿泊した。いろんな出会いがあったことを思い出す。40年以上も前のこと。
ここから断崖を降りる道があって、徒歩10分ほどで白山洞門に降りることが出来る。洞門自体は珍しいものではないが、大きな岩山に高さ16m、幅17m、奥行き15mの大きな穴をあけていて、とにかく大きい。




◆高茂岬
「こうもみさき」と読む。ここは、よく見る旅行ガイドには掲載されていない。僕がなぜ、ここに行きたいと思ったのかは記憶がない。
メインルートである国道56号から20キロほど離れていて、途中からはかなり狭い道が5キロほど続く。しかし、ほとんど対向車はなかった。本当にこの先に絶景岬があるのだろうかと不安になったが、やがてきれいに整備された比較的広い駐車場が現れた。そこには先客が1台のみ。きれいなトイレも整備されている。
そこからすぐのところにある展望台からの景色、その美しさに思わず歓声がでる。




◆佐田岬
四国の西に細長く伸びる半島が佐田岬。展望台に立つと両側に海が見える。道路や駐車場も整備されていて、快適なドライブができる。途中、伊方道の駅や「風の丘パーク」、佐田岬半島ミュージアムなど立寄りスポットも多い。
細い半島のその先っちょに位置する佐田岬。四国の西の端。駐車場は30~40台ほど。トイレもある。
そこからアップダウンのある遊歩道を30分ほど歩く。ちょっときついと感じる方もいるかもしれない。でもその先に絶景が広がっている。







仁淀ブルー
仁淀川。仁淀ブルーと呼ばれるめちゃくちゃ美しい河川。ところどころに絶景スポットがある。
◆にこ淵
この「にこ淵」、昔は聞かなかった気がするが、近年、人気の絶景スポットとしてすっかり有名になっている。決して観光地化されているわけではないので、現地までに道のりは十分調べてから行くほうが良いかも。私は少し道に迷った。道は一部狭い場所もあるが概ね問題なく走っていける。駐車場も広くはないが整備されている。
ただし、紅葉の時期などピーク時は渋滞と満車になるのではないかと思うので避けるほうが良いと感じる。
なお、水神の化身とされる大蛇が棲む所と地元では伝わっているとか。今でも地元の人にとって「神聖な場所」として近づくことはしないという。
そういう場所であることを十分に認識し、マナーを守り、節度を持って訪問したいものである。


◆中津渓谷
にこ淵から40キロくらい離れたところに中津渓谷がある。仁淀川の上流になるので、水はとてもきれいだが、ただブルーではない。それよりここは渓谷美を満喫することができる。あまりアップダウンもなく、整備された遊歩道を奥に行くと雨竜の滝がある。そこまでは歩いていきたい。




祖谷渓
四国山脈は険しい。ここまで来ると、渓谷の深さに度肝を抜かれる。
三好方面からくる場合、祖谷口から県道山城東祖谷線に入ると、秘境感が高まっていくのでおすすめ。しかし、道が狭いところもあるので、運転に自信がない人は大歩危方面から入るほうが良いかも。せっかく行くのなら、大歩危の観光船に乗っておきたい。






四国カルスト
日本三大カルストの一つ。それほど広大さはないが、四国山脈に囲まれて、秋吉台とはまた違った味わいがある。四国に行くのなら外すべきでないと感じる。





沈下橋
洪水時に欄干があると橋ごと流される。なので欄干のない橋を作った。増水時、橋が水面下に没した際に流木や土砂が欄干や橋げたに引っかかり橋が破壊されたり、流木などで水がせき止められることを防ぐため。
全国に同様な橋はあるが、なぜか四国の、それも四万十川の橋が有名である。
しかし、こんな狭い橋に車がどんどん渡っていく。地元の人は慣れたものである。
◆佐田沈下橋



◆美馬の沈下橋



柏島
四国の海は美しい。とても感動する。
しかし、その中でも柏島の海の美しさは群を抜く。なぜ、ここだけこんなに透明感にあふれ、碧くかがやいているのだろう?
ここは、アクセスに難があるが、時間が許すのであれば、絶対に外すことが出来ない絶景スポット。






四国の海浜
砂浜が物凄い勢いで減少している。と言われ始めて久しい。四国の浜も昔より砂浜は小さくなっているのだろうか? この素晴らしい景色が永遠に続いてほしいと願うばかりだ。
◆桂浜





◆銭形砂絵
東西122メートル、南北90メートルの寛永通宝。
このような巨大な砂絵をいつだれがなぜ作ったかは、諸説あってよくわかっていない。言い伝えでは、殿様が来るので一夜で作ったとあるが、それはどう考えても現代でも無理でしょ。
江戸時代にはあったというが、一体、その当時にどのようにして作ったのだろうか? 興味は尽きない。



◆父母ヶ浜
近年、四国で一番有名なスポットと言っても過言がないくらい。
SNSやWebサイトでみるような美しい写真を撮影するには、それなりのテクニックがいりそうだ。
ただ、そのような写真でなくても、ここの夕陽を眺めているだけで十分に感動する。





四国の酒蔵
石鎚酒造
愛媛県西条市、西日本最高峰「石鎚山」の麓にこの酒蔵はある。西条市は石鎚山からの伏流水が流れる名水の街。市内いたるところにきれいな水辺がある。
まさに酒造りにぴったりの最適地だと思った。
また、商品についていろいろご案内いただいた事務所の方もとても素敵な女性だった。途中、酒造りを担当している方もご挨拶いただいた。
こういう人たちによって、この場所であの銘酒が造られている。だからなんだ。美味しいはずなんだね。




四国の歴史スポット
屋島の戦い
一の谷合戦で源氏が初戦をものにしたあと、第2ステージは香川県屋島で行われた。義経一行は、大坂から暴風雨の中、大阪湾を渡って徳島県小松島市あたりに上陸。陸路、屋島に移動し、平家を山側から急襲した。
ここで有名なエピソードが、那須与一の「扇の的伝説」だ。この話が本当にあったとしたら、命がけの一矢、那須与一は本当に大したものだ。
屋島の古戦場跡に行くと、安徳天皇の御所の跡や那須与一の駒立て岩などがある。 詳細は ==> こちらから





現存12天守
江戸時代から残っている天守は日本で12ある。現存12天守と呼ばれる。その12個の天守のうち、4つが四国にある。しかも、4つの城それぞれに個性があり主張がある。
◆丸亀城
石垣の高さは約60メートルで、もちろん日本一。もちろん、3段に分かれての合計の高さなので、他と単純できないけど、それでも下から眺めると何とも圧巻。





◆松山城
松山城は、秀吉の七本槍で有名な加藤嘉明が築城を開始するが、彼はこの城の完成前に会津に移封される。しかし、松山という地名を命名したのは彼で、地元の人に尊敬されている。
標高130メートル程度。登城するには、ロープウェイを利用してもいいが、せっかくなら歩いて登ってみたい。松山城の城郭の大きさや高さを実感することが出来る。






◆宇和島城
宇和島の地、古くは沖合にある日振島を本拠とした藤原純友の本拠。その後、この地の領主はころころ変わっていく。大坂の陣の後、仙台藩の伊達政宗の庶子が独立して、この地で10万石の知行をもらい、その後明治維新まで続いていく。幕末の藩主:伊達宗城は五賢候の一人とされ、存在感は高かった。あの村田蔵六(後の大村益次郎)も一時ここで俸禄を得ていた。
宇和島城は、10万石の大名の城にしては城郭がとても大きい。縄張りは、あの城造りの名手:藤堂高虎が設計したという。







◆高知城
言わずと知れた山内一豊が築城した。もとは大高山と呼ばれていて、長曾我部元親もこの地に注目。築城しようとしたが低湿地で水はけが悪く、とうとう築城を断念。一豊もこの地に狙いを定め、築城を始める。同じように難工事に苦しんだが、なんとか天守や二の丸を完成させる。ただ、城全体が完成したのは二代目になってから。
天守と本丸御殿のセットで現存しているのは、ここ高知城だけ。








長宗我部元親ゆかりの地
戦国時代、四国をほぼ制覇したのは長宗我部元親。最初は、土佐の小領主。それが、国内の敵を倒していくとあれよあれよという感じで四国のほぼ全域を掌握することになる。
ところが、豊臣秀吉の四国征伐で降伏し、土佐一国のみの安堵となってしまった。
◆岡豊城
元親の生まれた城。彼の人生はここから始まる。




◆長浜古戦場跡
元親の初陣の地。元親自ら勇敢に槍をふるい、ここで宿敵の本山氏を破る。桂浜の近く、今は公園になっている。



◆浦戸城
桂浜の近く。小高い山城に本拠を移す。彼の最期の居城となる。




◆土佐神社


◆本山城
土佐統一における最大のライバル本山氏の居城。今は、静かな山間の街。




しまなみ海道
しまなみ海道は自転車でも徒歩でも渡れる人気の絶景スポット。ここでは、歴史スポットとして紹介したい。
◆今治城
かつては海に面した水城だったという。築城者は、これも藤堂高虎。




◆能島城
激しい潮流で守られた能島村上水軍の城。春になると花見客で上陸できるらしいが、僕が行ったときは上陸する船を運行する最少催行人数に足りず、船が出なかった。いつか、リベンジしたいと思っているが、まだその機会はない。
この小さな島は、潮流が激しく、渦巻いているので天然の要害であり、この海を知る人でないと近づくことはできない。



◆大三島 大山祇神社
伊予国の一宮である「大山祇神社」。村上水軍が戦いの前に訪れて戦勝祈願をしたという。
多くの武将たちは武具を奉納し、武運の祈願や戦勝のお礼のために甲冑や刀剣などを奉納したとか。全国で、国宝・重要文化財に指定された武具のうち、なんと約8割がここに保存されている。武具好きの方は必見。




四国のご当地ぐるめ
鯛めし
宇和島名物の鯛めしだが、この写真は松山で食べた時のもの。松山にも「鯛めし」という料理があるが、焼いた鯛を入れた炊き込みご飯であって、宇和島のものと異なる。松山には鯛そうめんや新鮮な魚介類が食べられる。最近は、呑んだ〆として、鍋焼きうどんが人気らしい。僕はまだ食べていない。次回、松山に行ったら食べてみたい。

じゃこ天
宇和島や八幡浜の郷土料理。これも酒のつまみに最高。たまらん。

骨付鳥
うどん県の旨いもの、うどん以外に挙げたいのは骨付鶏。讃岐うどんはもはや全国区なので、高松に来たら、うどんは食べなくていいから、ぜひ、これをおすすめしたい。
下の画像はうまく撮れていない。実は、それほど期待していなかった。なので、いい加減に撮影したのだが、食べてみたら飛び上がるほど旨い。慌てて写真を撮ろうとしたが、もう遅い。対象物は僕の胃袋の中に入った後だった。

徳島ラーメン
2024年に初めて食べた。徳島ラーメンに必須なのが、生玉子をトッピングすることらしい。それを知らずに食べたが、それでも見た目よりずっと美味しい。癖になりそう。

さぬきうどん
四国で、讃岐うどんを外すわけにはいかない。


四国ドライブのHints&Tips
四国の国道
かつては、四国の国道の中には「え? こんな狭い道が国道?」と思わせるほど、山の中や海辺の道は狭く、カーブが多く、アップダウンも激しかった。しかし、今はだいぶん道路も整備され、快適なドライブができるようになっているので安心していいと思う。
ただ、幹線道路から外れると、昔ながらの狭い道もある。しかし、それが四国らしくていい。
<おすすめの国道>
- 国道55号
- 国道56号
- 国道197号
ギャラリー
◆高松港と高松城






◆男木島と女木島
女木島は、鬼ヶ島伝説の場所。鬼が住んだという洞窟がある。







◆大洲城


◆中岡慎太郎の生家




◆岩崎弥太郎生家と安芸城





